僕のノンフィクション②
高校生だった僕は、将来の夢ややりたいことが見つからなかったので、求人票で見る限りホワイト企業そうな会社の商品管理に就職を決めることにしました。
求人票を見た限り、給料は決して多くないけど、土日祝日完全休みの仕事内容もキツくない真っ白なホワイト企業でした。
この会社なら長く続けられて、18歳という早いうちから働いたら出世もできるかなって、頑張ろうって思ってました。
現実は違いました。
毎日のサービス残業。上司からの暴力。罵倒。それらを見て見ぬフリする全員。僕の居場所も、味方もいないんだと思いました。
その会社の全部が気持ち悪く思えました。
僕(仕事辞めたい、、、)
そう毎日本気で思ってました。
でも同時に思い出してました。
就職が決まって、普段行かない焼肉に母が連れて行ってくれたこと。
スーツを買ってくれた時の嬉しそうな母の顔。
「おめでとう。」と言ってくれて、心の底から喜んでくれたこと。
辞める気になんかなれませんでした。
僕(この会社に入社したのは僕の責任だ。僕なんかが正社員として働けているだけ恵まれている。まだ続けるべきだ。今辞めても他に僕をとってくれる会社はない。)
世の中のことなんか何も知らないくせに、そんなことを自分に言い聞かせながら、仕事を続けました。
何度も倒れました。ストレス性の胃腸炎でした。
会社に近づくと急に頭痛が起きたり、気持ち悪くなって嘔吐したり。
胃の不快感や痛みで、普段通り立つことも座ることもできなくなりました。
母に会社のことを全部話しました。間髪入れずに言われました。
母「辞めちゃれ、辞めちゃれ!笑」
僕「めっちゃ軽いやんけ。」
母の思いがけないノリの軽さと言葉に助けられ、退職を決めました。次の仕事が決まるか心配なので3年はなんとか続けることにしました。
その間にもアンポンな唯一の同期が辞めたり、一緒に相合い傘をした美人なパートさんが辞めたり、アンポンな後輩が辞めたり。取り残される側ってこんなに辛いんだなぁと学びました。
入社して3年が経ちました。1番上の上司に相談するとあっさり聞き入れてくれて、とんとん拍子に話が進みました。すぐ辞めることになりました。
退職まであと1週間くらいになったらすんごい解放感でした笑
3年間見てきた景色も違って見えて、あんなに嫌いだった上司も、そこまで嫌ではなくて。
あっという間に退職しました!
、、、次の仕事も決めずに。笑
次の就職先を探すため、バイトをしながら職業安定所に通い続けていました。そんな生活が続いたある日、入り口付近でやたら背の高くてゴツい、不審なおじいちゃんに話しかけられました。
不審者「こんにちは!!!君!!!!何歳!!!!??」
僕「あ、大丈夫です。」
不審者「自衛隊とか、興味ない!!!???」
僕「ぜひお話聞かせてください。」
目の前にいる、どこにでもいる不審者だと思っていた人は実は自衛官でした。
屈強で、真面目で、少し近寄りがたい自衛隊のイメージは、目の前のおじいちゃんに打ち砕かれました。
でも逆にこのイメージ崩壊のおかげか、職業安定所で見た求人のどの仕事よりも、自衛隊という存在に興味が湧きました。
数ヶ月後、僕は学生以来の坊主頭になり、山の上でほふく前進をしていました。
なるべく削って書いてるんですけど長くなりすぎちゃってますね。。。
自分の書いた文章を読み返してみても、なんも面白くなくて、恥ずかしくて辛いです。
次でなんとか最後にするので、めちゃくちゃ面白くないですけど、ぜひ読んでもらえたらと思います。。。
今日もこれを読んでくれたあなた、生きててくれてありがとうございます!!